第一回:インストールの準備

1.1 今回のコンセプト
8月頃に研究室のサーバマシンであるSPARCの再インストールを行なう。再インストール中、サーバを止めっぱなしにするわけにはいかないので、その期間中使用するための代替サーバを構築する。
必要な機能(注1):NFSサーバ,DNSサーバ,NISサーバ,ML機能,mail spoolサーバ

1.2 今回の食材
CPU:PentiumII 400MHz
Memory:128MByte
HDD:5GByte*1+20Gbyte*1
Video:Matrox G200
Sound:none
Ether:Intelのバルク品。これだけ私の私物(泣)

1.3 ハードウェアの互換性チェック
Solarisではあまり新しいハードは使えません。とくに要注意なのはビデオカードとLANカードです。SUNのページに互換リストがあるのでそれをみて、あらかじめ動きそうな構成に変えておくといいでしょう。
ビデオカード:Matroxのビデオカード(G450もOK!)とかATIのRAGEとかなら問題なし。やばいのはRIVAとか3Dfxの「ゲームに強い」ビデオカード。
LANカード:Intel,3comなら絶対大丈夫。というかIntelにしなさい(爆)。他は自動認識してくれてもドライバを追加しないと動かないものが多い。VIAとかRealtekのいわゆる「ローエンドな」チップ(注2)は問題外。
サウンドカードに関してはインストール後になんとかなります。

1.4 メディアの入手
高速回線+CDRがあればSUNのサイトからCDイメージをダウンロードすることができます。最低限必要なのはBinary CD(1/2),Binary CD(2/2),Language CDです。Installation CDとかいうのもありますが、無視して下さい(理由は次回)。今回はこれに加えてCompanion CDをダウンロードしてきました。全部で4枚、2Gくらい。ダウンロードサイトは英語ですが、日本語訳のページがどこかにあったはず。ダウンロードはDCさくらを使うとやりやすいです(注3)。
ダウンロードが終ったら解凍し、ファイル名の末尾に.isoをつけてからCDRに焼きます。
高速回線がない人はメディアキットを頼みましょう。ただし、頼んでから1カ月以上かかる可能性が高いです。とりあえずここまでで準備は完了。次回からインストールに入ります。

注1:この辺の用語については後でまた解説する予定です。
注2:FreeBSDのカーネルにわざわざ「このチップはローエンドを再定義してくれた」 とかかいてある蟹さんチップことRealtek。そしてそれに輪をかけてすごいらしいVIAのチップ。Windowsだと問題なく使えてしまう辺りもある意味すごい。
注3:シェアウェアですが、試用期間中も全機能使えます。 ダウンロード先を転送しているので、転送先まで自動でたどってくれるこのソフトでないと ダウンロードはつらいです。少なくともIriaは使えなかった。

前に戻る