CHIKA'S TOPICS

第2回 ベンゲル監督のサイン

     平成7年7月のある日、私は初めて名古屋グランパスエイトの練習を
     見に行きました。
     その日は平日の昼間だったので、私はきっと他に観客もおらず、
     たくさんの選手からサインをもらえると考えていました。
     ところが、練習場に着いてみると、観客はもちろん選手さえ一人も
     いないのです。管理の人に聞いてみると、今日の練習は夕方からとのこと。
     1時間ほどかけてやってきた私たちはがっくりしてしまいました。
     
     どうしようか考えていると、1台の車が到着しました。私は「ああ、
     この人もきっと練習時間を知らずに見に来た人だなあ。かわいそうに」
     と思っていました。車から降り立った人はとても身長が高い外国人でした。
     それがまさしくベンゲル監督だったのです。
     
     私たちは走り寄って英語で話しかけました。「サイン、プリーズ。」
     ベンゲル監督はにっこりと笑ってサインをしてくれ、私たちの目を
     見ながらそのサインをしてくれたものを手渡してくれました。
     知らなかったのですが、ベンゲル監督の身長は180センチほど
     あるのです。とにかく私は上を仰いでいたという記憶があります。
     
     ベンゲル監督のサインとシグニチャ付きの帽子。私の一生の宝物です。



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